ビタミンCは水溶性の抗酸化ビタミンとして広く知られていますが、点滴で高濃度に達すると、通常の経口摂取では得られない特異的な作用が現れます。
首都医科大学(北京)の外科チームが150本以上の先行研究を分析した最新の包括的総説(2025年)。血中ビタミンC濃度が薬理学的レベル(20〜30 mM)に達するのは静脈内投与でのみ可能であり、この濃度において以下の4つの抗腫瘍メカニズムが働くことを整理しています。また、化学療法・放射線療法との併用で倦怠感・消化器症状などの副作用軽減とQOL改善の可能性を示す臨床データが蓄積されている一方、至適用量・投与法・患者選択についてはさらなる大規模試験が必要と結論づけています。
腎臓がん・膀胱がん・B細胞リンパ腫の3症例において、高濃度ビタミンC点滴療法後に予期しない長期生存や腫瘍縮小が観察されたことを報告。標準治療との組み合わせにおける補助的役割について論じた先駆的な症例報告です。
高用量ビタミンC点滴の安全性・忍容性は複数の第I・II相試験で確認されており、化学療法との併用においてQOL改善・副作用軽減の可能性が示されています。正常細胞には毒性を示さずがん細胞に選択的に作用するメカニズムが整理されています。
投与量は目的に応じて選択します。美容・免疫強化目的では25g、がん治療補助目的では50〜75gを週1〜2回投与するのが一般的です。高用量(50g以上)の投与前には、G6PD(グルコース-6-リン酸脱水素酵素)欠損症の検査が必要です(初回のみ)。
初回は問診にてご目的・現在の治療状況・服用薬をお伺いします。50g以上の投与を希望される場合はG6PD検査(採血)を先に行います。
がん治療の補助として受診される方は、現在の主治医の治療方針や検査データをお持ちいただけると、より具体的なご提案が可能です。「主治医に相談しにくい」という方のご相談にも対応いたします。
他の点滴との組み合わせも可能です。